シン・レンタルサーバー(旧名:wpXシン・レンタルサーバー)にWordPressサイトを移行してわかったコスパのよさ
- 1. wpXシン・レンタルサーバーはシン・レンタルサーバーに名称変更
- 2. シン・レンタルサーバーとXSERVER(レンタルサーバー)の違い
- 3. シン・レンタルサーバー(旧名:wpXシン・レンタルサーバー)の主な特徴
- 4. シン・レンタルサーバー(旧名:wpXシン・レンタルサーバー)の要チェック機能
- 5. シン・レンタルサーバー(旧名:wpXシン・レンタルサーバー)の利用料金
- 6. シン・レンタルサーバー(旧名:wpXシン・レンタルサーバー)の運営会社情報
- 7. シン・レンタルサーバー(旧名:wpXシン・レンタルサーバー)の使い勝手
- 7.1. 10日間は試用期間なので無料で利用できる
- 7.2. WordPress簡単移行はエンジニアでなくとも簡単にできる
- 8. PageSpeed Insightsの計測結果:パフォーマンスはデスクトップが100、モバイルが99
- 9. シン・レンタルサーバー(旧名:wpXシン・レンタルサーバー)のサーバーパネル情報
wpXシン・レンタルサーバーはシン・レンタルサーバーに名称変更
2022年2月から、wpXシン・レンタルサーバーはシン・レンタルサーバーにサービス名称を変更しました。近日中、このページのサービス名称表記も変更する予定です。
XSERVER(レンタルサーバー)よりも安価で、スペック的にも魅力的な新プラン「シン・レンタルサーバー(旧名:wpXシン・レンタルサーバー)」について、特徴や料金、主な機能について紹介します。XSERVER(レンタルサーバー)との違いや、実際にwpXシン・レンタルサーバーを利用してみた感想などもご覧ください。
シン・レンタルサーバーとXSERVER(レンタルサーバー)の違い
傍から見れば、シン・レンタルサーバーはXSERVER(レンタルサーバー)と競合するサービスのように見えます。そこで、最初に公式見解はどうなのか、シン・レンタルサーバーの公式サイトから引用してみましょう。
「シン・レンタルサーバー」は革新性、「エックスサーバー」は安定性に重点を置いたサービスです。
「シン・レンタルサーバー」では、新機能の迅速な実装を目指す一方、「エックスサーバー」では、新機能の採用は膨大な検証データを元に慎重に導入が検討されます。
引用元:シン・レンタルサーバー公式サイト(https://www.wpx.ne.jp/shin/)
また、「シン・レンタルサーバー」は「エックスサーバー」と異なり、1ユーザー当たりのCPU/メモリリソースの割り当てが厳格に設定されています。
シン・レンタルサーバー(旧名:wpXシン・レンタルサーバー)の主な特徴
WordPress高速実行環境KUSANAGIを利用可能
WordPressでサイト運用しているなら、シン・レンタルサーバーを使うことで高速実行環境KUSANAGIを利用できるのが大きなメリットです。
KUSANAGIとはプライム・ストラテジー社が開発した仮想マシンイメージ。AWSやGCP、Azureといったクラウドサービスのメジャーどころでも利用可能で、表示速度をスピードアップしつつ費用は抑えたいというサイト運用者にはおすすめできる環境です。
リソースを確保しているから低価格でも安心
シン・レンタルサーバーが同価格帯の一般的な共有サーバーと大きく違うのが、リソース確保が可能で、他のサーバー契約者の利用状況に左右されず、安定運用ができるということ。
安価な共有サーバーを使っていて、特定の時間帯や曜日、月初・月末などの時期にサーバーが重くなってしまうという経験をしたヒトも少なくないでしょう。自サイト側では回避が難しい、こうした課題をクリアするのに、シン・レンタルサーバーのリソース管理方針は役立つでしょう。
管理画面などはXSERVER(レンタルサーバー)と同様
シン・レンタルサーバーはコントロールパネルなど基本的な操作はXSERVER(レンタルサーバー)と同様。XSERVER(レンタルサーバー)からの移管なら特に迷うようなことはないでしょう。
従って、他社の競合サービスから移管する場合、シン・レンタルサーバーかXSERVER(レンタルサーバー)か比較するポイントとして、操作性や使い勝手は差別化にはならないといえます。
コロナ禍でも電話サポートで新規・契約者ともフォロー
当サイトで紹介している安価なレンタルサーバーだと、もともと問い合わせ窓口としてコールセンターによる電話サポートに対応しているサービスは稀。その点、XSERVERはコロナ禍でも平日10:00~18:00、電話での問い合わせ対応を実施しています。
新規契約と契約者とで別の電話番号を用意、電話がつながってからのステップを減らしている点にも配所がうかがえます。
当サイト管理人のクライアントが、2021年1月にお名前ドットコムからXSERVERへ、ドメインとレンタルサーバーを引っ越したのですが、理由のひとつは電話サポートの充実ぶり。お名前ドットコムもコロナ禍で一時的に閉鎖した電話サポートを再開しているものの、かなりつながりにくいことは公式サイト内にも記載されています。
シン・レンタルサーバー(旧名:wpXシン・レンタルサーバー)の要チェック機能
シン・レンタルサーバーのプランは4種類。ベーシック・スタンダード・プレミアム・ビジネスがあって、主な違いはCPUのコア数とメモリ、そしてSSD容量です。
同時アクセス数の規模、WordPressのプラグインやコンテンツのボリュームなどにもよりますが、文字と画像中心の記事サイトなら、ベーシックプランのスペックでも事足りると思います。
ベーシック | スタンダード | プレミアム | ビジネス | |
---|---|---|---|---|
CPU | 仮想6コア | 仮想8コア | 仮想10コア | 仮想12コア |
メモリ | 8GB | 12GB | 16GB | 20GB |
容量(SSD) | 300GB | 400GB | 500GB | 600GB |
データベース(MySQL) | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
転送量目安 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
独自SSL(Let’s Encrypt) | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
WordPressかんたんインストール | 標準搭載 | 標準搭載 | 標準搭載 | 標準搭載 |
WordPress簡単移行 | 標準搭載 | 標準搭載 | 標準搭載 | 標準搭載 |
マルチドメイン | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
バックアップ | 過去14日分 | 過去14日分 | 過去14日分 | 過去14日分 |
シン・レンタルサーバー(旧名:wpXシン・レンタルサーバー)の利用料金
料金ではベーシックプランを36ヶ月で申し込むと1月あたり770円(税込)と最安価。もっとも、ベーシックプランは標準で990円(税込)なので、コスト重視派の方はキャンペーンをチェックした上で、申込期間の検討をおすすめします。
ベーシック | スタンダード | プレミアム | ビジネス | |
---|---|---|---|---|
初期費用 | なし(無料) | なし(無料) | なし(無料) | なし(無料) |
3ヶ月 | 990円 | 1,980円 | 3,960円 | 7,920円 |
6ヶ月 | 990円 | 1,980円 | 3,960円 | 7,920円 |
12か月 | 880円 | 1,780円 | 3,560円 | 7,120円 |
24か月 | 825円 | 1,650円 | 3,300円 | 6,600円 |
36か月 | 770円 | 1,540円 | 3,080円 | 6,160円 |
シン・レンタルサーバー(旧名:wpXシン・レンタルサーバー)の運営会社情報
本社は大阪、東京オフィスを持つエックスサーバーが運営しています。
会社名 | エックスサーバー株式会社 |
---|---|
所在地 | 大阪府大阪市北区大深町4-20グランフロント大阪タワーA 32F |
設立 | 2004年1月 |
資本金 | 9,900万円 |
売上高 | – |
従業員数 | – |
事業者番号 | – |
シン・レンタルサーバー(旧名:wpXシン・レンタルサーバー)の使い勝手
10日間は試用期間なので無料で利用できる
XSERVERのレンタルサーバーは申込手続きをしてから10日間は無料で試用できます。メールアカウント作成など、初期費用を支払わないと利用できない機能もありますが、WordPressでウェブサイトを構築する場合の基本設定などは、この試用期間でも十分チェック可能です。
WordPress簡単移行はエンジニアでなくとも簡単にできる
WordPress簡単移行ツールを使っての他社サーバーからのウェブサイト移行は簡単です。当サイトでいえば、WordPressのプラグイン中、SiteGuardを一時的に無効化した程度。
手順は以下をご参照ください。
- シン・レンタルサーバーに、移行するドメインを設定する。
- 移行するサイトのWordPressでSiteGuardを無効化する。
- シン・レンタルサーバーのWordPress簡単移行ツールでサイトを移行する。
- 当該ドメインのネームサーバーをシン・レンタルサーバーに変更する。
- シン・レンタルサーバーで当該ドメインの無料SSLを設定する。
- シン・レンタルサーバーのWordPressでSiteGuardを有効化する。
PHPやMySQL、WordPressのバージョン違いなど、事前検証が必要であれば、事前にシン・レンタルサーバーの標準ドメインでサブドメインを設定して、移行テストを実施するといいでしょう。
PageSpeed Insightsの計測結果:パフォーマンスはデスクトップが100、モバイルが99
2021年1月20日現在、GoogleのPageSpeed InsightsでwpXシン・レンタルサーバーに設置している当サイトを計測したところ、パフォーマンススコアはデスクトップが100、モバイルが99という好結果が出ました!
シン・レンタルサーバー(旧名:wpXシン・レンタルサーバー)のサーバーパネル情報
シン・レンタルサーバーの各種サーバー設定を行う画面は「サーバーパネル」。以下の画像がメニュー画面で、XSERVER(レンタルサーバー)と同様の操作性。
wpXシン・レンタルサーバーのサーバー情報
2022年1月25日現在、wpXシン・レンタルサーバーのベーシックプランはサーバー情報が以下画像のスペックとなっていました。CPUはAMD EPYC 7543( 2.80GHz ) x 2、メモリーは1024GBです。
wpXシン・レンタルサーバーの高速化機能
「Xアクセラレータ」とは、Ver.1がウェブサイトの静的ファイルを高速化するのと合わせて、ユーザーの同時アクセス数を拡張する高速化機能。さらにVer.2ではPHPプログラムも高速化されたことで、WordPressで運用するウェブサイトのスピーディーなページ表示が期待できます。
この他、wpXシン・レンタルサーバーではサーバーキャッシュとブラウザキャッシュといった機能を設定することで、ユーザーから見た時のコンテンツ表示を高速化することもできます。
wpXシン・レンタルサーバーのセキュリティ機能
セキュリティ機能はウェブサーバーの不正アクセス対策と、迷惑メール対策にフォーカスして紹介しましょう。
WAF(Webアプリケーションファイアウォール)はサーバー上のアプリケーションが各種不正アクセスを自動的に検知、それらを遮断してくれる機能。これで100%安全安心というわけではないのですが、WAF設定をONにして、WordPressプレスはできるだけ最新状態をキープするのもセキュリティ対策の第一歩といえます。
WordPress管理者のメールアドレスはウェブサイト上の問い合わせ先やプラグインなどの登録などで利用するケースも多いでしょう。その分、迷惑メールが届くのもある程度覚悟する必要があり、wpXシン・レンタルサーバーの迷惑メール設定で判定基準を厳しく設定しておくのもおすすめです。
2022年3月7日、シン・レンタルサーバーのコントロールパネルの「WordPressセキュリティ設定」に「wlwmanifest.xml アクセス制限」機能が追加されました。これは国外IPアドレスからwlwmanifest.xmlへのアクセスを制限するもの。ブログ投稿ソフト「Windows Live Writer」を使ってWordPressに記事投稿する際の設定ファイルがwlwmanifest.xmlで、WordPressの管理画面から投稿する場合は使わないファイルではあります。