WADAX あんしんWPサーバーを使ったWordPressサイト運用ガイド
WordPressを使ったウェブサイト運用に役立つ、豊富なセキュリティ機能やサイト単位の管理機能などで優位性を持つWADAX あんしんWPサーバー。その特徴や機能、利用料金、運営会社などを紹介します。
WADAX あんしんWPサーバーの主な特徴
ウェブサイト運用のセキュリティ機能が充実
WordPressのウェブサイト運用はオープンソース故のセキュリティ面での不安があります。その点、WADAX あんしんWPサーバーはセキュリティ機能が充実していて、以下の機能が備わっています。
- WAF機能
- KYUBI(WordPress向け脆弱性診断)
- Webウイルスチェック
- 定期セキュリティ診断(脆弱性診断)
- 不正侵入検知防御(IPS)
- DoS/DDoS攻撃防御
WordPressの複製と同期機能は商用運営に便利
WordPressのかんたんインストールや引っ越し機能の他にもWADAX あんしんWPサーバーには便利な機能があります。
WordPressサイトの複製機能はサブドメイン作成ができるので、リニュール時や機能追加時に本番環境を複製して、test.といったサブドメインに複製しておけば、開発環境の管理も手軽にできます。
また、WordPressサイト間のデータ同期もできるので、本番環境と開発環境の同期も簡単です。
土日祝日も電話サポートが受けられる
WADAX あんしんWPサーバーのサポート時間は平日9~22時、土日祝日9~18時。土日祝日も含めてメールと電話でサポート対応してくれます。土日祝日も電話サポートを受けられるのは、ECサイトや有料会員サイトなどコンシューマ向けビジネスを手掛けている運営者にとって心強いサービスです。
チャットサポートは受付時間が24時間365日となっていますが、有人受付時間は平日10~17時なのでお間違いなく。
WADAX あんしんWPサーバーの要チェック機能
WADAX あんしんWPサーバーにはプランのバリエーションがなく、基本プランのWPスタンダードのみ。
オプションのリソース追加バックを契約することでディスク容量を20GB増やすといったスペックアップができます。
基本プラン WPスタンダード | オプション リソース追加パック | |
---|---|---|
容量(SSD) | 50GB | +20GB |
データベース(MySQL) | 20個 | +4 |
転送量目安 | 無制限 | – |
独自SSL | 無料 | – |
WordPressかんたんインストール | 標準搭載 | – |
WordPress引っ越し機能 | 標準搭載 | – |
マルチドメイン | 10 | +2 |
バックアップ | Pleskのバックアップマネージャ | – |
WADAX あんしんWPサーバーの利用料金
2020年2月3日~2020年3月31日18時申込までを対象として「WADAX 共用サーバー 初期費用&移転代行無料キャンペーン」を実施。3,300円の初期費用は0円となり、移転代行も1ドメインあたり22,000円が0円となります。
移転代行サービスは他社サーバーからの移行は1ドメインのみ0円、WADAXの共有サーバーからあんしんWPサーバーへの移行は1ドメイン+追加1ドメインまでが0円。これらを以外は有償対応です。
金額表記は下表も含めてすべて税別です。
基本プラン WPスタンダード | オプション リソース追加パック | |
---|---|---|
初期費用 | 3,300円(2020/3/31まで0円) | – |
月額料金(契約期間単位) | 1ヶ月:2,640円 12ヶ月:2,200円 | 1ヶ月:+550円 |
WADAXの運営会社情報
WADAXはGMOグループのGMOクラウドが運営しています。同社はホスティングサービスで20年を超える実績があり、低価格のレンタルサーバーからクラウドまで幅広いクラウド・ホスティングサービスをラインナップしています。
会社名 | GMOクラウド株式会社 |
---|---|
所在地 | 東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー |
設立 | 平成5年12月 |
資本金 | 9億1,690万円(2018年12月31日現在) |
売上高 | 82億99万円(第17期 2018年1月~2018年12月) |
従業員数 | 社員916名・アルバイト33名(2018年12月31日現在) |
事業者番号 | 届出電気通信事業者 A-11-3204 |
まとめ
商用サイトなら“あんしん”も含めたコスパで検討したい
WADAX あんしんWPサーバーは12ヶ月契約で一月の利用料金が2,200円(税別)。これは当サイトで取り上げているレンタルサーバーの中でも高めとなります。
一方、サービス名に“あんしん”とある通り、セキュリティ機能の豊富さやWordPress全体の管理機能が充実していたり、土日祝日の電話サポートもあるなど、商用サイトで使うなら安心できるポイントが多々あります。
コントールパネルにPlesk Onyxを採用、WordPressの管理も一括
WADAX あんしんWPサーバーのコントールパネルはPlesk Onyx。一般的に有償となるツールですが、基本料金に含まれています。
ドメインや契約、バックアップなどのツール類と合わせてWordPressのアップデートといった管理がまとめてできます。これによってサーバー運用業務の効率化が期待できるでしょう。
【注意点】ディスク容量は基本プランのSSD50GBで足りるのか?
安価なレンタルサーバーでもディスク容量がSSD200GB以上のサービスもある中、WADAX あんしんWPサーバーだと基本プランではSSD50GB。
また、ひとつのウェブサイトでも本番環境とテスト環境両方を運用する場合、単純計算で倍程度の容量を見込んでおく必要があります。
動画や音声はないにしても、写真の高解像度化が進むモバイル端末のトレンドと、今後の5G接続を見越すと、あまり容量ギリギリでの運用はおすすめできません。
WordPressのメディアライブラリにアップロードしているファイル容量を調べて、総量と月単位で追加するペースなどをきちんと把握しておきましょう。