ConoHa WINGレンタルサーバーを使ったWordPressサイト運用ガイド
ハイスペックで時間単位での利用が可能、WordPressの移管もしやすいレンタルサーバー、ConoHa WINGの特徴や料金、主な機能について紹介します。
ConoHa WINGの主な特徴
GMOインターネットの新しめなサーバーホスティングブランド
ConoHaというサーバーホスティングサービスは、GMOインターネットの商品ラインナップの中でも新しめなブランド。その分、他社からの乗換キャンペーン(期間限定)で2万円キャッシュバックするなど、プロモーションにも注力しています。
後発ということもあり、スペックは競合サービスより高めになっているのが特徴。公式サイトを見ると、2019年7月自社調べの結果、ConoHa WINGのウェブサーバーの処理速度は国内レンタルサーバーサービスの中でも最速。2位の競合サービスと比べても約2倍速いとのこと。
WordPressで構築したウェブサイトを移管しやすい
これも後発だからこその注力ポイントでいえるのですが、WordPressで構築したウェブサイトを移管するのに便利なのもConoHa WINGのセールスポイント。
WordPressのインストールが簡単なのはいうまでもなく、自社でWordPressかんたん移行ツールを開発、ConoHa WING側のコンパネから既存サイトのWordPressコンテンツを手軽に移せるわけです。MySQLのデータエクスポート・インポートが苦でもない人を別とすれば、こうしたツールを利用できるのはメリット。もちろん、既存サイトの環境次第ではツール操作だけでの移管はできないケースもあります。
オプションでもConoHa WING側がWordPress移行代行をしてくれるサービスもあり、こちらは1サイト6,980円。これも競合サービスとの差別化ポイントです。
CPUやメモリを安定確保できるリザーブドプランも
共用サーバーに分類されるConoHa WINGですが、プランバリエーションの中にはストレージだけでなくCPUやメモリを確保できるリザーブドプランもあります。
vCPUは1~4コア、メモリは1~4GBの幅でリザーブドプラン内に3つのバリエーションをラインナップ。他契約者のサーバー利用状況に左右されず安定運用できるのは、共用サーバーの中でも目を引くポイントです。
ConoHa WINGの要チェック機能
ConoHa WINGのプランは上で触れたリザーブドプランとは別に、一般的なレンタルサーバーのラインナップとして3つのプランが用意されていて、主な機能は以下の通りです。
ベーシック | スタンダード | プレミアム | |
---|---|---|---|
容量(SSD) | 250GB | 350GB | 450GB |
データベース(MySQL) | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
転送量目安 | 4.5TB/月 | 5.5TB/月 | 6.0TB/月 |
独自SSL(Let’s Encrypt) | 無料 | 無料 | 無料 |
WordPressかんたんインストール | 標準搭載 | 標準搭載 | 標準搭載 |
WordPress引っ越し機能 | 標準搭載 | 標準搭載 | 標準搭載 |
マルチドメイン | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
バックアップ | 1日1回、過去14日分 | 1日1回、過去14日分 | 1日1回、過去14日分 |
ConoHa WINGの利用料金
ConoHa WINGの利用料金は1時間単位の設定になっているのが大きな特徴。その上、1ヶ月の最大料金も設定されています。短期利用なら時間割になるのは大きなメリットで、ある程度の期間継続利用する場合は1ヶ月あたりの最大料金で競合サービスと比較しましょう。
独自ドメインとセットで最大33%オフになるお得なWINGパックも
ConoHa WINGはレンタルサーバーと独自ドメインをセットにして、3ヶ月以上の契約期間で申し込むと割引料金が適用されるWINGパックを提供しています。
利用できるドメインは.comや.netなど12種類、レンタルサーバーとのセット契約を継続することでドメインは初期費用も更新費用も無料になります。
レンタルサーバーの料金は月額制が適用され、3ヶ月・6ヶ月・12ヶ月・24ヶ月・36ヶ月の期間設定があり、長期になるほど割引率も高くなり、ベーシックのWINGパック36ヶ月契約なら33%オフの月800円!
ただし、契約期間分の料金は一括前払いとなるので注意してください。
ベーシック | スタンダード | プレミアム | リザーブド | |
---|---|---|---|---|
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
利用料金(1時間単位) | 2円/時 | 4円/時 | 8円/時 | 2.5円/時~ |
1ヶ月最大額 | 1,200円 | 2,400円 | 4,800円 | 1,500円~ |
WINGパック月額料金 | 800~1,100円 8~33% | 1,750~2,300円 4~27% | 3,500~4,600円 4~27% | 1,100円~ 6~26% |
ConoHa WINGの運営会社情報
ConoHa WINGを運営するのはGMOインターネット。ホスティングサービスはもとより日本のIT業界でもトップクラスの大企業といえます。
会社名 | GMOインターネット株式会社 |
---|---|
所在地 | 東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー4~14階 |
設立 | 33382 |
資本金 | 50億円(2019年12月末日時点) |
売上高 | 1兆961億7100万円(2019年12月期) |
従業員数 | 5,995名(2019年12月末日時点、企業グループ合計数) |
事業者番号 | 届出電気通信事業者 A-04-531 |
お名前ドットコムサーバーとConoHa WINGの差は?
GMOインターネットのレンタルサーバーでは、お名前ドットコムサーバーがよく知られるところ。基本やスペックや料金など、お名前ドットコムサーバーとConoHa WINGを単純比較できる点もありますが、気になったのでConoHa WINGの電話窓口に尋ねてみました。その概要を自分なりの解釈でまとめたのが以下となります。
- ConoHaとしてはレジストラサービスはないのでドメインとサーバーをまとめて管理するならお名前ドットコムサーバーが便利
- ConoHa WINGにもDNS機能はあるのでレジストラとサーバーを分けてもいいならConoHa WINGのスペックは魅力
- WordPressで構築したウェブサイトの移管は比較的簡単にできる