集客に強みを持つWordPressテーマ、Emanon(エマノン)の特徴・ラインナップ・機能など
無料版から複数の有料版、関連プラグインまでラインナップするWordPressテーマ、Emanon(エマノン)。商品ラインナップと主な機能、集約から成約までのサイトフロー構築に強みを持つ特徴などに加えて、無料版のプレビューを紹介します。
EmanonというWordPressテーマの特筆ポイント
- CTA設定やランディングページ作成など集客機能に強みあり
- 無料版と有料版、さらに拡張プラグインなど商品ラインナップが豊富
- TOPページのファーストビューが6種類セレクトできる
- 表示速度やモバイルフレンドリーなど主要なSEO対策は十分
- 有料版Emanon Proには固有設定機能に対するサポートあり
WordPressテーマ、Emanonの商品ラインナップ
Emanonというテーマファイルの商品ラインナップは4点。料金や機能の違いなどを表にまとめてみました。
商品名 | 概要 | 機能比較 |
---|---|---|
料金 | デモサイト | |
Emanon Free | 有料版購入前のトライアルに留まらず、小規模サイトの構築なら十分な機能を備える。 | ファーストビュー:1種類のみ 広告設定:ウィジェット1種類 |
0円 | Emanon Freeデモサイト | |
Emanon Pro | ウェブサイトを活用した集客機能に強みを持つWordPressテーマ。無料版では制限のある機能も利用可能、問い合わせフォームでのサポートにも対応している。 | ファーストビュー:6種類から選択 広告設定:ウィジェット6種類 CTA機能:Contact Form 7対応 ランディングページ:リード用・セールス用2種類 |
9,800円 | Emanon Proデモサイト | |
Emanon Business | Emanon Proを親テーマとする子テーマで、Emanon BusinessにはEmanon Proが含まれる。テーマの更新管理という意味ではテーマの親子化が合理的。 | フロントページ構成:セクション単位でカスタマイズ可能 |
12,800円 | Emanon Businesデモサイト | |
Emanon Premium | 上記3テーマとは互換性のない、完全な新作テーマ。ビジネスサイトでの | CTA機能:複数登録可能 カスタム投稿:資料請求やランディングページなどの設置 多言語対応:最大6言語分まで制御可能 |
27,800円 | Emanon Businesデモサイト |
ビジネスサイト用 WordPressテーマ Emanon Premiumを販売開始
2020年8月7日から販売スタートとなったWordPressテーマ Emanon Premiumは、Emanonの新しい製品ラインナップ。ただし、新作テーマということもあり、既存ラインナップであるEmanon ProやEmanon Businessとの互換性はなく、アップグレートすることはできません。
主な特徴はWeb集客機能やレイアウト機能の豊富さで、個人事業主や中小企業の商用サイトでの利用シーンにマッチさせています。ランディングページや資料請求、メルマガ登録やセミナー案内など、実際の成果につなげるための機能を強化しているのが強みです。
Emanon Premiumの6つの注目ポイント
- 問い合わせや申し込みといったCTAの設定手段が多種多様
- カラーリングやデザイン設定が容易にできる
- サイドバーや記事一覧などサイト全般のレイアウト調整が簡単
- 最大6言語の管理が可能なマルチリンガル対応
- Chrome拡張機能「Lighthouse」でハイスコアが期待できる高速化
- Google Adsenseやアフィリエイトなど広告はユニット単位で管理
Emanon専用の拡張プラグイン紹介
Emanonはテーマファイルだけでなく、有料にはなりますが3つの専用拡張プラグインをリリースしているので紹介します。
Emanon Blocks:3,680円
WordPressのブロックエディタによる入力画面で、Emanon独自のブロック要素を追加できるプラグイン。CTAボックスやPR Box、料金テーブル、FAQなど集客→目標達成といった流れに役立つパーツが複数用意されています。
なお、WordPress 5以降でクラシックエディタを利用している場合、このプラグインの機能は利用できないのでご注意を。
Emanon AMP:2,980円
EmanonではWordPressのプラグインであるAMPを有効化させた上で、その子テンプレートとしてページをAMP対応させるのが、このEmanon AMPという拡張プラグイン。
WordPressテーマの中にはテーマ自体にAMP機能を持っているものもありますが、AMPプラグインを利用すると機能がバッティングするリスクがあります。
AMPプラグインを利用したいなら、テーマをEmanonにしてAMP+Emanon AMPという組み合わせでAMP対応するのも賢明な選択といえそうです。
コピーライト編集:1,980円
Emanonのテーマファイルはフッター部分に以下の記述があります。
- Emanon Pro及びEmanon Business:Powered by Emanon
- Emanon Free:Powered by WordPressテーマ Emanon
この表記はテーマファイルを直接編集すれば非表示化することができます。
Emanon公式サイトでも、コピーライト編集プラグインを利用せずに表記を非表示化しても「ライセンス上問題ありません」と書かれていますが、テーマファイルの直接編集が難しい場合や、バージョンアップ時に都度編集するのは手間だと考えるなら、このプラグインを使うのが便利です。
※以上の金額は2020年1月31日現在、税込
無料のWordPressテーマ、Emanon Freeを使ってみた感想
当サイト管理人はこのSEOkeyword.jpとは別に、プラグインの動作検証や新しいテーマの使い勝手などのチェックでも活用しやすいウェブサイトを運用しています。そこで無料版のEmanon Freeを試しに使ってみたので、その感想を紹介します。
Contact Form7との連携も手軽なCTA設定でコンバージョン向上も
ウェブ集客に強みを持つEmanonというWordPressテーマを象徴する機能のひとつがCTA設定。
問い合わせや資料請求といったコンバージョン目的の画面をWordPressのフォーム作成プラグイン、Contact Form7で作成しておけば、その入力項目をそのまま記事ページにも反映することができます。
上の画面はContact Form7で設定した入力フォームのタグをEmanonのCTA設定に入力、ライブプレビューさせた状態。別画面に遷移させる手間を省いて、ユーザーアクションの促進向上につなげることができます。
無料版Emanon FreeでもPageSpeed Insightsはモバイルで93点、PCで99点
Emanon Freeは親子形式のテーマファイル。基本設定をした上で、GoogleのPageSpeed Insightsを使って表示速度を測ってみました。
左がモバイルで93点、右がPCで99点。
Emanon Freeが十分な表示速度でコンテンツを生成できる証といえるでしょう。
総評
今回はEmanonの特徴や機能を調べた上で、無料版のEmanon Freeを使ってみたところまでとなりますが、一旦総評をまとめてみます。
- WordPressテーマとしてのSEO対策
無料版Emanon FreeではHTMLやCSSの最適化機能が使えない中で、PageSpeed Insightsでは90点以上の好結果が出た。 - AMPやPWAなどモバイル最適化機能
AMP対応やPWA対応は基本的に専用プラグインとの連携で実現するため、機能がバッティングする心配はない。 - 集客から成約までの流れ
Emanon Freeではランディングページ設定が利用できないため集客機能をフル活用するにはEmanon Proが必要。記事下にフォームを設置できるCTA設定により成約までの動線を簡略化できるのは◎。
Emanon Freeでは利用できなかった機能も複数あるので、近々Emanon Proも試してみたいと思います。