WordPressおすすめ無料テーマレビュー5:Luxeritas

2019年9月9日

管理メニューが豊富で充実しているWordPressのおすすめ無料テーマ、Luxeritas。AMPやPWAなど高速化やSEO対策で強みを持ち様々なカスタマイズも可能な特徴や、実際に使ってみた管理画面の機能などを紹介します。

LuxeritasというWordPress無料テーマの概要

LuxeritasはMaiden Web Factory 代表のるなさんが開発しているWordPressの無料テーマ。なお、るなさんのブログによると、Maiden Web Factoryはスタッフが1人とのこと。
WordPressの無料テーマの中でもLuxeritasほど機能が豊富なテーマはそう多くありません。有料版にも匹敵するといってもいいレベル。注意しておきたいのはフッタに表示される提供元のクレジットで、これを消去するためのプラグイン、「Luxeritas 提供元表示消去プラグイン」が5,230円(2018年5月25日現在)で販売されています。
業務で使うとすればクレジットは消したいところ。機能制限はないので十分に使い込んだ上で、プラグイン購入を判断しても問題ありません。

WordPress無料テーマ、 Luxeritasの主な特徴

親子テーマ+デザインファイルが選べる構造

Luxeritasは親テーマと子テーマで構成されていますが、さらにデザインファイルを選択できる機能を持っています。Luxeritasの公式サイトでも無料のデザインファイルがダウンロードできるようになっているので、当サイトではひとまず「musica in maris」というデザインを使ってみることに。

WordPress無料テーマ、Luxeritasのデザイン選択画面

テーマのアップデートなど管理運営では子テーマの利便性が知られるところ。それにプラスして、デザインファイルを選択できれば、タイプの異なるデザインを複数管理運営する手間も効率化します。もちろん、カスタマイズも可能で、デザインファイルを自身で作成してバックアップ・リストアする機能も実装しているのです。

HTML5に準拠、的確なコーディングに強み

WordPressでサイト運用する場合、実際にコンテンツを作成・更新するスタッフは必ずしもコーディングスキルを持っているわけではないでしょう。その点、LuxeritasはHTML5に準拠したコーディングになっていて、当サイトのテストページをGoogleのPageSpeed Insightsでチェックしたところ、パソコンはスコアが100、モバイルは97と好結果が出ました。

プラグインに頼らないAMP対応、PWA対応も可

Luxeritasを使えば、WordPressのプラグインでAMP対応する必要はありません。むしろ、ベースとなるコンテンツとAMP対応のコンテンツがさほど変わらないように見えるのがメリット。ページ単位で要素のAMP対応に関する要不要を自動処理してくれますし、Googleのアナリティクスやアドセンスのコードを自動的にAMP用に置換してくれるのも嬉しい機能です。

PWA(Progressive Web Apps)にテーマとして対応しているのもおすすめポイント。2019年9月現在、この機能を無料テーマで実装しているものはあまり多くありません。スマホアプリをリリースしていないサイトなら、ユーザビリティ向上という意味でもPWAはとても気になる機能です。

Luxeritas公式サイト

Luxeritas公式サイト ダウンロードページ