集客に強みを持つWordPressテーマ、Emanon(エマノン)の特徴・ラインナップ・機能など

2020年2月3日

引用元:Emanon(https://wp-emanon.jp/)

無料版から複数の有料版、関連プラグインまでラインナップするWordPressテーマ、Emanon(エマノン)。商品ラインナップと主な機能、集約から成約までのサイトフロー構築に強みを持つ特徴などに加えて、無料版のプレビューを紹介します。

EmanonというWordPressテーマの特筆ポイント

  • CTA設定ランディングページ作成など集客機能に強みあり
  • 無料版有料版、さらに拡張プラグインなど商品ラインナップが豊富
  • TOPページのファーストビュー6種類セレクトできる
  • 表示速度モバイルフレンドリーなど主要なSEO対策は十分
  • 有料版Emanon Proには固有設定機能に対するサポートあり

WordPressテーマ、Emanonの商品ラインナップ

Emanonというテーマファイルの商品ラインナップは4点。料金や機能の違いなどを表にまとめてみました。

※金額は2020年9月18日現在、税込
商品名概要機能比較
料金デモサイト
Emanon Free有料版購入前のトライアルに留まらず、小規模サイトの構築なら十分な機能を備える。ファーストビュー:1種類のみ
広告設定:ウィジェット1種類
0円Emanon Freeデモサイト
Emanon Proウェブサイトを活用した集客機能に強みを持つWordPressテーマ。無料版では制限のある機能も利用可能、問い合わせフォームでのサポートにも対応している。ファーストビュー:6種類から選択
広告設定:ウィジェット6種類
CTA機能:Contact Form 7対応
ランディングページ:リード用・セールス用2種類
9,800円Emanon Proデモサイト
Emanon BusinessEmanon Proを親テーマとする子テーマで、Emanon BusinessにはEmanon Proが含まれる。テーマの更新管理という意味ではテーマの親子化が合理的。フロントページ構成:セクション単位でカスタマイズ可能
12,800円Emanon Businesデモサイト
Emanon Premium上記3テーマとは互換性のない、完全な新作テーマ。ビジネスサイトでのCTA機能:複数登録可能
カスタム投稿:資料請求やランディングページなどの設置
多言語対応:最大6言語分まで制御可能
27,800円Emanon Businesデモサイト

ビジネスサイト用 WordPressテーマ Emanon Premiumを販売開始

引用元:Emanon Premium公式サイト(https://wp-emanon.jp/emanon-premium-theme/)

2020年8月7日から販売スタートとなったWordPressテーマ Emanon Premiumは、Emanonの新しい製品ラインナップ。ただし、新作テーマということもあり、既存ラインナップであるEmanon ProやEmanon Businessとの互換性はなく、アップグレートすることはできません。
主な特徴はWeb集客機能やレイアウト機能の豊富さで、個人事業主や中小企業の商用サイトでの利用シーンにマッチさせています。ランディングページや資料請求、メルマガ登録やセミナー案内など、実際の成果につなげるための機能を強化しているのが強みです。

Emanon Premiumの6つの注目ポイント

  • 問い合わせや申し込みといったCTAの設定手段が多種多様
  • カラーリングやデザイン設定が容易にできる
  • サイドバーや記事一覧などサイト全般のレイアウト調整が簡単
  • 最大6言語の管理が可能なマルチリンガル対応
  • Chrome拡張機能「Lighthouse」でハイスコアが期待できる高速化
  • Google Adsenseやアフィリエイトなど広告はユニット単位で管理

Emanon専用の拡張プラグイン紹介

Emanonはテーマファイルだけでなく、有料にはなりますが3つの専用拡張プラグインをリリースしているので紹介します。

Emanon Blocks:3,680円

WordPressのブロックエディタによる入力画面で、Emanon独自のブロック要素を追加できるプラグイン。CTAボックスPR Box料金テーブルFAQなど集客→目標達成といった流れに役立つパーツが複数用意されています。
なお、WordPress 5以降でクラシックエディタを利用している場合、このプラグインの機能は利用できないのでご注意を。

Emanon AMP:2,980円

EmanonではWordPressのプラグインであるAMPを有効化させた上で、その子テンプレートとしてページをAMP対応させるのが、このEmanon AMPという拡張プラグイン。
WordPressテーマの中にはテーマ自体にAMP機能を持っているものもありますが、AMPプラグインを利用すると機能がバッティングするリスクがあります。
AMPプラグインを利用したいなら、テーマをEmanonにしてAMP+Emanon AMPという組み合わせでAMP対応するのも賢明な選択といえそうです。

コピーライト編集:1,980円

Emanonのテーマファイルはフッター部分に以下の記述があります。

  • Emanon Pro及びEmanon Business:Powered by Emanon
  • Emanon Free:Powered by WordPressテーマ Emanon

この表記はテーマファイルを直接編集すれば非表示化することができます。
Emanon公式サイトでも、コピーライト編集プラグインを利用せずに表記を非表示化しても「ライセンス上問題ありません」と書かれていますが、テーマファイルの直接編集が難しい場合や、バージョンアップ時に都度編集するのは手間だと考えるなら、このプラグインを使うのが便利です。

※以上の金額は2020年1月31日現在、税込

無料のWordPressテーマ、Emanon Freeを使ってみた感想

当サイト管理人はこのSEOkeyword.jpとは別に、プラグインの動作検証や新しいテーマの使い勝手などのチェックでも活用しやすいウェブサイトを運用しています。そこで無料版のEmanon Freeを試しに使ってみたので、その感想を紹介します。

Contact Form7との連携も手軽なCTA設定でコンバージョン向上も

ウェブ集客に強みを持つEmanonというWordPressテーマを象徴する機能のひとつがCTA設定
問い合わせ資料請求といったコンバージョン目的の画面をWordPressのフォーム作成プラグイン、Contact Form7で作成しておけば、その入力項目をそのまま記事ページにも反映することができます。

上の画面はContact Form7で設定した入力フォームのタグをEmanonのCTA設定に入力、ライブプレビューさせた状態。別画面に遷移させる手間を省いて、ユーザーアクションの促進向上につなげることができます。

無料版Emanon FreeでもPageSpeed Insightsはモバイルで93点、PCで99点

Emanon Freeは親子形式のテーマファイル。基本設定をした上で、GoogleのPageSpeed Insightsを使って表示速度を測ってみました。

左がモバイルで93点、右がPCで99点。
Emanon Freeが十分な表示速度でコンテンツを生成できる証といえるでしょう。

総評

今回はEmanonの特徴や機能を調べた上で、無料版のEmanon Freeを使ってみたところまでとなりますが、一旦総評をまとめてみます。

  • WordPressテーマとしてのSEO対策
    無料版Emanon FreeではHTMLやCSSの最適化機能が使えない中で、PageSpeed Insightsでは90点以上の好結果が出た。
  • AMPやPWAなどモバイル最適化機能
    AMP対応やPWA対応は基本的に専用プラグインとの連携で実現するため、機能がバッティングする心配はない。
  • 集客から成約までの流れ
    Emanon Freeではランディングページ設定が利用できないため集客機能をフル活用するにはEmanon Proが必要。記事下にフォームを設置できるCTA設定により成約までの動線を簡略化できるのは◎。

Emanon Freeでは利用できなかった機能も複数あるので、近々Emanon Proも試してみたいと思います。